昨年度のPJセミナー、「まち・チャリ-ドイツに学ぶまちづくり~自転車の活かし方-」「デンマーク・コペンハーゲンの自転車政策と交通事情」に続き、6月16日に自転車セミナー第3弾を開催しました。
・欧州での自転車交通の先進事例のおさらいや事例(CV代表理事・早田、CV理事・市瀬)
・1999年公開の映画「メッセンジャー」のモデルとなった、創業28年になる株式会社ティーサーブ社長
池谷貴行氏から見た、日本の都市部の自転車交通事情と課題
・日本の自転車交通政策の行方について、講師と参加者が対談
という内容でした。池谷さんの会社には100名を優に超える「メッセンジャー(自転車で配達業務をされる方)」という方が業務にあたっていますが、なんと一人あたり毎日100~130㎞も首都圏を自転車走っているそうです。池谷さんのお話や自転車を日常使っている参加者から出てきた課題は、日本では自転車は危険でとても走りにくい!ということ。それに比べ、ドイツやデンマークなどの自転車先進国では、自転車政策を推進することでこんなにいいことがたくさんある、という話が紹介されました。
日本の抱える課題としては、自転車専用道や駐輪場の整備、自転車安全対策、自転車が優先される交通ルールやシステムの変更や教育、自転車を仕事で使う人のための医療保険、などがあげられました。
自転車に定期的に乗る人が増えることで、自動車に比べ、効率がよく合理的・安い・健康にいい・医療費が下がる・地域外にお金が出て行かず地元にお金が回る・誰でも乗れる・空気が汚れない・自転車ツーリズムなど新しいビジネスチャンスの可能性、など自転車の可能性は大きいです。
クラブヴォーバンとしては、今後も自転車推進・健康推進PT(プロジェクトチーム)としてこの問題を普及啓発していきたいと考えています。
※クラブヴォーバン会員の皆様には、さらに詳しい内容の報告を配信しております。また法人会員様には、セミナーの録画を配信しております。
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